大阪府民の森 FORREST OF OSAKA

園地スタッフブログ むろいけの森

2022.10.17

渡り鳥の季節

神戸でムギマキを撮った、という話を聞きました。
冬鳥がやってくる時期になりましたね。
むろいけにも冬鳥たちが来ているんじゃないかしらと散策してみました。

夏の間ほとんど見なかったカルガモが4羽になっていました。
仲良さそうに連れ立って泳いでいます。


中ヶ池にはキンクロハジロが。
こちらを警戒しているのか、ずいぶん遠くの方にいてまったく近寄ってきてくれませんでした。



エゾビタキ…かな?
今の時期にしか見られないお客様でした。

この日は「マガモを見たよ」、という情報もありました。


2022.10.04

散策日和が続いています

花めく広場のこぶしの樹にキビタキが来ていました。
こぶしの実を食べているんでしょうか、熱心に行ったり来たりを繰り返していました。
同じ樹にオオルリも来ていましたが写真は撮れず。残念。
近くのエゴの樹ではヤマガラが夢中で実を食べていました。
少しずつ野鳥観察がしやすい季節が近づいていますね。


美しい色のアケボノシュスラン。控えめで品のある花を咲かせています。


湿生花園ではホウジャクが飛び回っています。
エビのような身体に蝶のような口、色合いはどことなく蜂に似ているような…なんとも不思議な虫です。人を刺したりすることはなく、毒も持っていないので安心してください。


トレイルランの練習でしょうか。気持ちよさそうに笑顔でお話しながら走っていく姿が印象的でした。
まだまだ暑いなか、園地にたくさんの方が訪れてくださりスタッフ一同嬉しく感じています。


2022.10.02

森の宝島より

おでかけ日和とあって、今日のむろいけ園地はおおにぎわいです。

森の宝島も午前中からたくさんの来園者さんが来られています。
皆さん楽しそうに吊り橋を渡っていきます。

吊り橋から見えた鈴なりのアケビ。
秋ですねぇ。

頭上にはヒョウモンチョウ。秋の空がとっても綺麗です。

いつの間にか夏のトンボから秋のトンボに替わっています。これはアキアカネ。

足元にはアキノナゲシ。淡い黄色の花が綺麗です。


来週の土日も天気予報では晴れですね。
駐車場が混むかもしれません。お車でご来園の方は早めのお越しをおすすめします。



2022.09.22

スズメバチにご注意ください

園地内に大きなスズメバチの巣が見つかりました。
案内所からネイチャートレイル(外まわり)に入って5分ほど歩くと左手側に栗の樹などがある林が見えてきます。写真の赤丸の部分に巣がかかっています。
地上6、7mほどでしょうか。


かなり大きな巣で、樹の幹よりも幅があるように見えます。


働きバチの数も多く、頻繁に出入りする様子が見えました。


しずく型の巣から「危険な外来種のツマアカスズメバチではないか」と、園地スタッフ内に緊張が走りましたがどうやらキイロスズメバチのようでした。
とはいえ危険なスズメバチであることには変わりありません。

特にこの時期は繁殖のピークで来年女王となる新女王バチが誕生する、スズメバチ達にとって最も大切な時期です。
警戒心が強くなり攻撃性も高まっていますので絶対に近寄らないでください

うっかり巣に近づいてしまいスズメバチに警戒させてしまうこともあるかもしれません。
2、3匹がそばに飛んできて「カチカチ」と音をたてたり、空中で停止飛行をしたならそれはスズメバチからの最終警告です。「これ以上巣に近づけば攻撃する」という合図ですので、ゆっくりと来た道を戻ってください。
追い払おうとしたり、手で振り払ったりはしないようにしてください。攻撃の意思があると勘違いさせてしまうかもしれません。

なによりも近づかないことが最大の安全策です。
ハイキングコースを歩いているひとに対してはスズメバチはまったく気にしていません。
スズメバチも好き好んで人間を攻撃するわけではありません。巣を壊されるかも、と感じる行動に対して攻撃をしてきます。
写真1枚目の赤い三角コーンより内側には絶対に入らないようにお願いいたします。

2022.09.13

野の花探し

暑さも少しずつ和らいできたせいか、むろいけ園地の植物たちはとても元気そうです。
野の花に着目して散策をしてみました。

森の宝島で見つけた見慣れない実。
調べてみるとサクラダソウという帰化植物でした。園芸種としてはオオミムラサキコケモモ、パープルクランベリーなどの名前で流通しているそうですが、コケモモでもクランベリーでもなく、食用でもないようです。


すぐお隣に咲いていた目を引く花はタマスダレ。南米ペルー原産の植物です。
葉や球根が似ているせいでノビルと誤食してしまう事故が多いですが毒草です。


こちらは食べられる実、山椒。
ちりめん山椒などでお馴染みの実をたわわに実らせています。


ファミリートレイル(内まわり)のあちこちに咲くヤブラン。
10月頃まで花が楽しめます。


湿生花園ではサクラタデが開花しています。
桜のような薄桃色の花をたくさんつけた穂はなんともいえない可愛らしさです。


ヌマトラノオの花期はそろそろ終わりです。
夏真っ盛りの頃に比べると、心なしか花序が小ぶりになってきたように感じます。


こちらはまだまだ見頃のミズトラノオ。10月頃まで花を楽しめます。
絶滅危惧種に指定されている希少種です、園地スタッフ一同大切に見守っています。


鮮やかな色がよく目立つツリフネソウ。
正面からの写真を載せましたが、花を横から見るとまた面白い、なんとも特徴的な姿の植物です。ぜひ実物をご覧ください。



午後はまだまだ暑いので、森の散策は午前中がおすすめです。
野鳥の声を聴きながら、気持ちの良い朝の森活をお楽しみください。

2022.09.07

むろいけdeツリークライミング体験



9/19の月曜日(祝)にツリークライミング体験イベントがおこなわれます。

ツリークライミングとは専用のロープやサドル、安全保護具などを使って楽しむ木登りレクリエーションです。
身体全体を使って樹に登り、樹上から森を眺め、自然との一体感を感じましょう!

参加費は2,000円、小学生以上の方が対象です。
ぜひ、お父さんお母さんも参加してみてください。

事前予約制ですのでお電話にてお申込みください。
申込・お問合せ
なるかわ園地管理事務所 072-988-4184

2022.08.15

ギボウシ2種、他

相変わらずの暑さですが、むろいけ園地を散策するとあちこちで美しい自然を見ることができます。
午前中比較的涼しい時間にむろいけ園地の木陰を探しながらお散歩してみるのはいかがでしょうか。


園内あちこちで咲き誇っているのはノリウツギ。アジサイ科の植物で、漢字で書くと『糊空木』です。
樹液を和紙を漉く際の糊に使ったためこの名前になったそうです。
アジサイとはまた違った涼やかな美しさを持つこの花は9月頃まで楽しめます。






移動中やけに距離の近いキジバトが2羽。
とはいえカワラバトと比べると警戒心が強いようで一定の距離を保ってすれ違っていきました。あまりまじまじと見たことがなかったのですがよく見ると綺麗な模様の野鳥です。









湿生花園ではギボウシの花が見事に咲いています。
こちらはオオバギボウシ。花も美しいですが、名前の通りの大きな葉っぱも見事です。山菜の『うるい』としても有名です。
花期は6~8月頃です。





隣でムラサキ色の花を咲かせているのはコバギボウシ。こちらの花は7~9月頃まで見ることができます。



暑い日が続きます。ご来園の際には暑さ対策をお忘れないようお願いいたします。
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