大阪府民の森 FORREST OF OSAKA

園地スタッフブログ むろいけの森

2022.09.24

アケボノシュスラン他


アケボノシュスランが咲き始めました。
写真はまだ蕾です。
明け方の空に例えられた、わずかに赤みのかかったオレンジ色と白のグラデーション、深く落ち着いた緑の葉との対比がとてもシックで美しいランです。
園地スタッフが大切に増やしてきた花です。花に触れたり柵の中に入ったりせず、目で楽しむのみでお願いいたします。




湿生花園では今、ツリフネソウとミゾソバが織りなす風景がとても美しいので必見です。
少し涼しくなってきた風を感じながら、原生の花畑をお楽しみください。

2022.09.22

スズメバチにご注意ください

園地内に大きなスズメバチの巣が見つかりました。
案内所からネイチャートレイル(外まわり)に入って5分ほど歩くと左手側に栗の樹などがある林が見えてきます。写真の赤丸の部分に巣がかかっています。
地上6、7mほどでしょうか。


かなり大きな巣で、樹の幹よりも幅があるように見えます。


働きバチの数も多く、頻繁に出入りする様子が見えました。


しずく型の巣から「危険な外来種のツマアカスズメバチではないか」と、園地スタッフ内に緊張が走りましたがどうやらキイロスズメバチのようでした。
とはいえ危険なスズメバチであることには変わりありません。

特にこの時期は繁殖のピークで来年女王となる新女王バチが誕生する、スズメバチ達にとって最も大切な時期です。
警戒心が強くなり攻撃性も高まっていますので絶対に近寄らないでください

うっかり巣に近づいてしまいスズメバチに警戒させてしまうこともあるかもしれません。
2、3匹がそばに飛んできて「カチカチ」と音をたてたり、空中で停止飛行をしたならそれはスズメバチからの最終警告です。「これ以上巣に近づけば攻撃する」という合図ですので、ゆっくりと来た道を戻ってください。
追い払おうとしたり、手で振り払ったりはしないようにしてください。攻撃の意思があると勘違いさせてしまうかもしれません。

なによりも近づかないことが最大の安全策です。
ハイキングコースを歩いているひとに対してはスズメバチはまったく気にしていません。
スズメバチも好き好んで人間を攻撃するわけではありません。巣を壊されるかも、と感じる行動に対して攻撃をしてきます。
写真1枚目の赤い三角コーンより内側には絶対に入らないようにお願いいたします。

2022.09.13

野の花探し

暑さも少しずつ和らいできたせいか、むろいけ園地の植物たちはとても元気そうです。
野の花に着目して散策をしてみました。

森の宝島で見つけた見慣れない実。
調べてみるとサクラダソウという帰化植物でした。園芸種としてはオオミムラサキコケモモ、パープルクランベリーなどの名前で流通しているそうですが、コケモモでもクランベリーでもなく、食用でもないようです。


すぐお隣に咲いていた目を引く花はタマスダレ。南米ペルー原産の植物です。
葉や球根が似ているせいでノビルと誤食してしまう事故が多いですが毒草です。


こちらは食べられる実、山椒。
ちりめん山椒などでお馴染みの実をたわわに実らせています。


ファミリートレイル(内まわり)のあちこちに咲くヤブラン。
10月頃まで花が楽しめます。


湿生花園ではサクラタデが開花しています。
桜のような薄桃色の花をたくさんつけた穂はなんともいえない可愛らしさです。


ヌマトラノオの花期はそろそろ終わりです。
夏真っ盛りの頃に比べると、心なしか花序が小ぶりになってきたように感じます。


こちらはまだまだ見頃のミズトラノオ。10月頃まで花を楽しめます。
絶滅危惧種に指定されている希少種です、園地スタッフ一同大切に見守っています。


鮮やかな色がよく目立つツリフネソウ。
正面からの写真を載せましたが、花を横から見るとまた面白い、なんとも特徴的な姿の植物です。ぜひ実物をご覧ください。



午後はまだまだ暑いので、森の散策は午前中がおすすめです。
野鳥の声を聴きながら、気持ちの良い朝の森活をお楽しみください。

2022.09.07

むろいけdeツリークライミング体験



9/19の月曜日(祝)にツリークライミング体験イベントがおこなわれます。

ツリークライミングとは専用のロープやサドル、安全保護具などを使って楽しむ木登りレクリエーションです。
身体全体を使って樹に登り、樹上から森を眺め、自然との一体感を感じましょう!

参加費は2,000円、小学生以上の方が対象です。
ぜひ、お父さんお母さんも参加してみてください。

事前予約制ですのでお電話にてお申込みください。
申込・お問合せ
なるかわ園地管理事務所 072-988-4184
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