暑さも少しずつ和らいできたせいか、むろいけ園地の植物たちはとても元気そうです。
野の花に着目して散策をしてみました。
森の宝島で見つけた見慣れない実。
調べてみるとサクラダソウという帰化植物でした。園芸種としてはオオミムラサキコケモモ、パープルクランベリーなどの名前で流通しているそうですが、コケモモでもクランベリーでもなく、食用でもないようです。
すぐお隣に咲いていた目を引く花はタマスダレ。南米ペルー原産の植物です。
葉や球根が似ているせいでノビルと誤食してしまう事故が多いですが毒草です。
こちらは食べられる実、山椒。
ちりめん山椒などでお馴染みの実をたわわに実らせています。
ファミリートレイル(内まわり)のあちこちに咲くヤブラン。
10月頃まで花が楽しめます。
湿生花園ではサクラタデが開花しています。
桜のような薄桃色の花をたくさんつけた穂はなんともいえない可愛らしさです。
ヌマトラノオの花期はそろそろ終わりです。
夏真っ盛りの頃に比べると、心なしか花序が小ぶりになってきたように感じます。
こちらはまだまだ見頃のミズトラノオ。10月頃まで花を楽しめます。
絶滅危惧種に指定されている希少種です、園地スタッフ一同大切に見守っています。
鮮やかな色がよく目立つツリフネソウ。
正面からの写真を載せましたが、花を横から見るとまた面白い、なんとも特徴的な姿の植物です。ぜひ実物をご覧ください。
午後はまだまだ暑いので、森の散策は午前中がおすすめです。
野鳥の声を聴きながら、気持ちの良い朝の森活をお楽しみください。