大阪府民の森 FORREST OF OSAKA

園地スタッフブログ むろいけの森

2022.09.13

野の花探し

暑さも少しずつ和らいできたせいか、むろいけ園地の植物たちはとても元気そうです。
野の花に着目して散策をしてみました。

森の宝島で見つけた見慣れない実。
調べてみるとサクラダソウという帰化植物でした。園芸種としてはオオミムラサキコケモモ、パープルクランベリーなどの名前で流通しているそうですが、コケモモでもクランベリーでもなく、食用でもないようです。


すぐお隣に咲いていた目を引く花はタマスダレ。南米ペルー原産の植物です。
葉や球根が似ているせいでノビルと誤食してしまう事故が多いですが毒草です。


こちらは食べられる実、山椒。
ちりめん山椒などでお馴染みの実をたわわに実らせています。


ファミリートレイル(内まわり)のあちこちに咲くヤブラン。
10月頃まで花が楽しめます。


湿生花園ではサクラタデが開花しています。
桜のような薄桃色の花をたくさんつけた穂はなんともいえない可愛らしさです。


ヌマトラノオの花期はそろそろ終わりです。
夏真っ盛りの頃に比べると、心なしか花序が小ぶりになってきたように感じます。


こちらはまだまだ見頃のミズトラノオ。10月頃まで花を楽しめます。
絶滅危惧種に指定されている希少種です、園地スタッフ一同大切に見守っています。


鮮やかな色がよく目立つツリフネソウ。
正面からの写真を載せましたが、花を横から見るとまた面白い、なんとも特徴的な姿の植物です。ぜひ実物をご覧ください。



午後はまだまだ暑いので、森の散策は午前中がおすすめです。
野鳥の声を聴きながら、気持ちの良い朝の森活をお楽しみください。

2022.08.15

ギボウシ2種、他

相変わらずの暑さですが、むろいけ園地を散策するとあちこちで美しい自然を見ることができます。
午前中比較的涼しい時間にむろいけ園地の木陰を探しながらお散歩してみるのはいかがでしょうか。


園内あちこちで咲き誇っているのはノリウツギ。アジサイ科の植物で、漢字で書くと『糊空木』です。
樹液を和紙を漉く際の糊に使ったためこの名前になったそうです。
アジサイとはまた違った涼やかな美しさを持つこの花は9月頃まで楽しめます。






移動中やけに距離の近いキジバトが2羽。
とはいえカワラバトと比べると警戒心が強いようで一定の距離を保ってすれ違っていきました。あまりまじまじと見たことがなかったのですがよく見ると綺麗な模様の野鳥です。









湿生花園ではギボウシの花が見事に咲いています。
こちらはオオバギボウシ。花も美しいですが、名前の通りの大きな葉っぱも見事です。山菜の『うるい』としても有名です。
花期は6~8月頃です。





隣でムラサキ色の花を咲かせているのはコバギボウシ。こちらの花は7~9月頃まで見ることができます。



暑い日が続きます。ご来園の際には暑さ対策をお忘れないようお願いいたします。
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