大阪府民の森 FORREST OF OSAKA

園地スタッフブログ くろんどの森

2023.04.02

ミズバショウが見頃です



ミズバショウの花が見頃を迎えました。
昨日八ツ橋ではたくさんの方がミズバショウのお花見を楽しんでおられました。
日本パークレンジャーさんのウォークイベントなども行われ、賑やかな土曜日でした。

今年は雨が少なく湿地が乾き気味なのが少し気がかりです。
もう少し雨が降ってくれると花も長持ちしてくれるのですが…。




ミズバショウだけでなく、ショウジョウバカマやカタクリも八ツ橋周辺でご覧いただけます。
八ツ橋のベンチで春の花を眺めながらのお外ご飯、本当に気持ち良いのオススメです!

2023.03.19

ミズバショウがもうすぐです


ミズバショウが白い苞(ほう)が開き始めました。
中央の黄色い花序が出てくるまでもう少し、といったところでしょうか。
4月頃にはたくさんの花を見せてくれそうで、今年も楽しみにしています。

ミズバショウの花言葉は『美しい思い出』。
ぜひ、くろんど園地に美しいミズバショウの思い出を作りに来てください!

2023.01.20

小さな発見


寒波襲来と聞き身構えていましたが、朝は冷え込むものの昼間は思いのほか過ごしやすく少し歩けばすぐに身体が温まり、昨日も今日も絶好のハイキング日和じゃないか!と感じています。




アオキの実が色づきはじめ、ニホンズイセンの花が咲きました。



コウヤボウキの大きな綿毛をあちこちで見かけたり、葉がすっかり落ちた枝でタケカレハの蛹を見つけたり。


冬のハイキングは緑多い季節には見落としがちな小さな発見に溢れています。

冷たい空気のなかベンチに座って飲む熱くて甘いチャイの舌が痺れるほどの美味しさ!
これも昨日の小さな発見でした。

2022.11.01

紅葉のはじまり

少しずつ紅葉が始まっています。
管理道沿いのモミジはしっかりと色づいて秋を感じさせてくれます。
全体としてはまだまだ青葉が多いのですがその青葉がよりモミジの赤をひきたてますます美しい。「動揺のもみじの歌詞に詠われた光景はこれかな」と考えながら歩く秋の散策でした。



さわわたりの路で出会ったツルリンドウの実。
今はまだ未熟ですが、艶々とした宝石のような輝きが濃い緑色の葉に映える、深い赤に熟していきます。



チョウジタデかな、と思い写真を撮ったのですがどうやらヒレタゴボウのよう。
放っておくと激増し大集落を形成する外来植物です。
花はやすらぎを感じる穏やかな黄色でとても可愛らしいのですが…。



こだちの路にはどんぐりが実りの時期を迎えています。
路にもびっしりと落ちていて、歩くとぱきぱきと小気味のよい音をたてます。



カールしたリボンのような花びらが可憐なコウヤボウキ。
乾燥した土地が好みだそうで、こだちの路の日当たりのよい道沿いに花を咲かせていました。


この日の気温は最高20℃最低8℃。
厚手のロンTに薄手のパーカーを羽織って園地をぐるりと一周してみましたが、歩きだしは肌寒く、後半身体があたたまると暑くてパーカーを脱ぐような気候でした。
散策の際は着脱し体温調整できるような服装がおすすめです。

2022.09.09

第二キャンプ場~八ツ橋周辺で見られる植物

ふと気づくと、第二炊事棟からトイレへ向かう辺りの湿原が花畑になっていました。
イバラに閉ざされていて人はなかなか立ち入れないのですが、イノシシは出入りしているようで足跡が無数についていました。


たくさん咲いている白い花はヒヨドリバナ。ここだけでなく園内のあちこちで花をつけています。
もうすぐ飛来するアサギマダラが好む花なのできっと喜んでくれるでしょう。


湿原奥の方に群生する紫色はサワギキョウ。
美しい花ですが推理小説で使われるほどの強い毒があります。


キセルアザミの花も咲いています。



八ツ橋周辺では可愛らしいツリガネニンジンの花も見ることができます。


すぐ近くにはツルリンドウの姿も。
秋につける艶やかな赤い実も美しいので楽しみです。



過ごしやすい気候…というにはまだまだですが、植物たちは秋の気配を漂わせ始めています。
お天気が変わりやすい日が続いているので雨具をひとつリュックに入れて、くろんど園地散策にお越しください。

2022.09.07

栗の樹に起きた悲しい出来事

すくすくと育ち、もうすぐイガが開くかなぁと思っていた栗の樹。


悲惨な姿になってしまいました…。
立派な実をたくさんつけていた樹だったのに、とても悲しい…!



周りにたくさん残されていた空っぽのイガや足跡から、イノシシの仕業のようです。
イノシシは雑食性でカエル・ミミズ・サワガニ・イモリなどの小さな生き物、芋・栗・タケノコなどの植物などなんでも食べてしまいます。樹上の栗を食べたくて、体当たりでもして樹ごと折ってしまったようです。
またこの栗の樹は品種改良された品種のようなので、山に自生している柴栗などよりも美味しいのでしょうね。

くろんど園地でも、モリアオガエルの産卵場所である池を荒らしたり、ハイキングコースを掘り起こしたりとやりたい放題です。
とは言えここはもともとイノシシの住処で、イノシシの方も人間に困っているのかもしれませんね。

これから秋になり、栗の他にも柿や、


むかごなど、人にとってもイノシシにとっても美味しいものが森に溢れる季節です。


あまり森を荒らさずに、上手に食べてくれると良いのだけどなぁ…と心配しつつ、「人間が見回りしているよ!」の合図に栗の樹周辺を草刈りしておきました。

2022.08.25

秋の準備

まだまだ暑い日が続きますが、くろんどの森を観察していると植物たちは秋の準備を始めているようです。


小さなリンゴのような椿の実。
9月になると完熟して口が開き、立派な種が顔をのぞかせます。


ガマの穂はもうすぐ綿毛の時期を迎えます。
昔はこの綿毛を布団の中身として活用していたそうです。着火剤としても使われていたそうで、これは現代でももしすると機会があるかもしれない活用法ですね。


湿地の奥に見える葉はオモダカ……もしかしたらおせち料理でお馴染みのクワイかしらと期待しています。
国定公園なので植物の採取は禁止なのですが、採れなくても食べ物であれば嬉しい、という気持ちは人間の本能なんでしょうか。
近いうちに長靴をはいて近づいてみたいと思います。


赤い実をたわわにつけているのはゴンズイ。
秋になると開いた口から種がのぞき、赤い実と黒い種のコントラストが目を引きます。


フリルのような美しいキノコ。
図鑑を見てシロホウライタケかな?と思っていますが自信はありません。キノコは本当に難しい!


樹からぶら下がる二股の不思議な物体。テイカカズラの実です。
熟すと鞘が割れ、立派な綿毛のついた種が飛び出します。


夏の終わりのくろんど園地、ぜひ遊びにいらしてください。

2022.07.29

ウバユリの開花

ウバユリが開花しました。

花が咲くころには葉が落ちてなくなっている(歯がない)ことにひっかけて、老女に例えた姥百合という名前がついているそうですが海外では葉のかたちからハートリーフリリーという可愛らしい名で親しまれています。

6~8年かけて一生に一度だけ花を咲かせた後は鱗茎ごとすべて枯れてしまう珍しい性質の百合です。
今まさにその一生に一度だけの花がたくさん咲いています。

駐車場ちかくの管理道脇に咲いていますのでぜひご覧ください。

※来園された皆様の目を楽しませてくれる花です。どうか折ったり切ったり掘り返したりはしないでください。持ち帰っても根付きません。手を触れないようにお願いいたします。

2022.07.17

ヌマトラノオとヒメヤブラン

八ツ橋の辺りでヌマトラノオの花が咲き始めました。
湿地に生える虎の尾という意味の名前ですが、オカトラノオと違って花穂は垂れ下がりません。
今はまだ咲き始めたばかりでこれから8月頃までが花期です。



こちらはヒメヤブラン。
高さ10~15cmほどの草で、見逃してしまいそうな小さな花ですがとても可愛らしい花なので探してみてください。


2022.06.15

雨の日のご注意


雨の中、ササユリが健気に咲いています。
くろんど園地では白いササユリがほとんどで、写真のような桃色のものは珍しいです。



昨日今日と続く雨風で園内が少し乱れています。
雨が弱まり次第回収しますがご来園の際は頭上、足元などご注意ください。
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