大阪府民の森 FORREST OF OSAKA

園地スタッフブログ くろんどの森

2023.08.30

台風被害


貯水ダムのそばに生えている大きなミモザの樹。
とても立派な樹で春には綺麗な花を楽しませてくれていたのですが先日の台風で大きく枝が裂けてしまいました。根本の土もゆるんでしまったようでアンテナにもたれかかることでなんとかこらえている状況です。
スタッフも大好きな樹なので残すことができないか試行錯誤してみたのですが、どうやら根本から切るしかなさそうで非常に残念でなりません。


こちらは裂けてしまった枝。
地面に近い大きな枝で、今年もたくさんの花を間近で見せてくれました。


まわりの樹やつるも少し整理して後日ミモザの伐採をします。
来年もまた花を楽しめると思っていましたが自然のなかに『見れて当たり前』なんて無いのかもしれませんね。

2023.07.28

ウバユリの開花


くろんど園地の今の見どころはなんといってもウバユリです。
1mほどに伸びた茎の先にまばらにつける大きな筒状の緑白色の花はなんともミステリアスな魅力。


今年は去年に比べてずいぶん花が多いように思います。
この調子でどんどん株を増やしてもっと大きな群生地になってほしいと願っています。

まだ蕾もたくさんついているのでしばらくは花を楽しんでいただけると思います。
駐車場から八ツ橋へ向かう管理道沿いにかたまって咲いています。
この存在感、幻想的な美しさ、ぜひ足を止めてじっくり見とれていただきたいです。

2023.06.28

オカトラノオと蝶たち


オカトラノオの群生。
同じ方向を向いた花序がまるで白波のようでとても綺麗で、見つけたときは思わず「おぉっ!」と声が出てしまいました。




もちろん蝶にとっても魅力的な花畑らしく、ヒョウモンチョウやアゲハチョウが集まっていました。
とくにヒョウモンチョウはこの花畑を独り占めしたいようで、やってくる他の蝶を追い払おうと奮闘していました。

2023.06.24

季節の実

ラクウショウ

硬くてごつごつした実。
乾燥するとすぐにバラバラになるうえ、ベタベタした油を多く含んでいるのでリースやクラフトには使えなそうです。


ニガイチゴ

種に苦みはあるものの果肉自体は甘くて美味しい野イチゴの一種。
深緑の葉の間に真っ赤な実がつき見た目にもとても綺麗なのですが、トゲだらけの藪を形成するのが厄介です。


ウスノキ

春に控えめな花を咲かせていた枝はウスノキでした。
きっちり五角形の不思議な実は小さなチューリップのようでとても可愛らしいです。


ヒメコウゾ

いかにも美味しそうな見た目。昔、誘惑にかられて食べてみたことがありますが、ぬるりとした触感といつまでも口の中で引っかかるちくちくした毛がなんとも不快で以来見て楽しむだけにしています。

2023.06.22

オカトラノオ


今年もオカトラノオが可愛い花を咲かせ始めました。
今はまだ少しだけですが夏には涼し気な白い花をたくさん見せてくれるでしょう。

写真はくろんど池ハイキングコースで撮影しましたが、くろんど園地では毎年園内のあちこちでオカトラノオを見ることができます。
特徴的な姿なのですぐに見つけられるはずです。
ハイキングの楽しみにオカトラノオ探しをくわえてみてください。

2023.06.19

ヤマトミクリの花


すいれん池に珍しい植物がひっそり花を咲かせているのをご存じでしょうか。
『ヤマトミクリ』という湿原の植物です。

雌雄同株で、上部のふわふわしたものが雄花、その下のちくちくしたものが雌花です。
この花がまるで栗の実のように見えることが『実栗(ミクリ)』という名の由来だそうです。

湿原の減少により日本全国で数を減らしており、大阪府でも絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
こうしてくろんど園地で頑張ってくれているのを見ると嬉しい気持ちになりますね。

2023.04.08

剪定ミモザでリース作り


電線に触れてしまっているため剪定作業を進めているミモザの樹。
こんなにきれいな花をただ捨ててしまうのは忍びなくリースにして飾ってみました。
手先の器用なスタッフが作ってくれましたが、ぽろぽろと花が落ちるので室内では作業できずなかなか大変だったようです。


近づくと、ほんのりと香ります。
甘すぎないふんわりとした優しい香り、目でも鼻でも春を感じられる素敵なリースになりました。
案内所にお立ち寄りの際はぜひ間近で見て下さい。
写真より実物のほうがずっと綺麗なんですよ。

2023.04.02

ミズバショウが見頃です



ミズバショウの花が見頃を迎えました。
昨日八ツ橋ではたくさんの方がミズバショウのお花見を楽しんでおられました。
日本パークレンジャーさんのウォークイベントなども行われ、賑やかな土曜日でした。

今年は雨が少なく湿地が乾き気味なのが少し気がかりです。
もう少し雨が降ってくれると花も長持ちしてくれるのですが…。




ミズバショウだけでなく、ショウジョウバカマやカタクリも八ツ橋周辺でご覧いただけます。
八ツ橋のベンチで春の花を眺めながらのお外ご飯、本当に気持ち良いのオススメです!

2023.03.19

ミズバショウがもうすぐです


ミズバショウが白い苞(ほう)が開き始めました。
中央の黄色い花序が出てくるまでもう少し、といったところでしょうか。
4月頃にはたくさんの花を見せてくれそうで、今年も楽しみにしています。

ミズバショウの花言葉は『美しい思い出』。
ぜひ、くろんど園地に美しいミズバショウの思い出を作りに来てください!

2023.01.20

小さな発見


寒波襲来と聞き身構えていましたが、朝は冷え込むものの昼間は思いのほか過ごしやすく少し歩けばすぐに身体が温まり、昨日も今日も絶好のハイキング日和じゃないか!と感じています。




アオキの実が色づきはじめ、ニホンズイセンの花が咲きました。



コウヤボウキの大きな綿毛をあちこちで見かけたり、葉がすっかり落ちた枝でタケカレハの蛹を見つけたり。


冬のハイキングは緑多い季節には見落としがちな小さな発見に溢れています。

冷たい空気のなかベンチに座って飲む熱くて甘いチャイの舌が痺れるほどの美味しさ!
これも昨日の小さな発見でした。

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