大阪府民の森 FORREST OF OSAKA

園地スタッフブログ くろんどの森

2023.07.28

ウバユリの開花


くろんど園地の今の見どころはなんといってもウバユリです。
1mほどに伸びた茎の先にまばらにつける大きな筒状の緑白色の花はなんともミステリアスな魅力。


今年は去年に比べてずいぶん花が多いように思います。
この調子でどんどん株を増やしてもっと大きな群生地になってほしいと願っています。

まだ蕾もたくさんついているのでしばらくは花を楽しんでいただけると思います。
駐車場から八ツ橋へ向かう管理道沿いにかたまって咲いています。
この存在感、幻想的な美しさ、ぜひ足を止めてじっくり見とれていただきたいです。

2023.07.27

とんぼの羽化



「でっかいカゲロウ?!」と追いかけてみるとどうやら羽化したてのとんぼ。
近寄るとふわふわと頼りない飛び方で逃げていきます。まだほとんど色もなく、触ると壊れてしまいそう。
深追いせずにそっとしておくことにしました。





この日はアオスジアゲハとセセリの仲間にも出会いました。
蝶も暑いのかちょっと飛んでは休憩タイム。
アオスジアゲハはずいぶんこまめに吸水タイムを取っているようでした。

皆さんもこまめな休憩&吸水をこころがけてくろんど園地を楽しんでください。

2023.07.15

蜂たちの攻防戦


少し前から休憩所にミツバチが集まっています。
巣があるのかどうかは確認できませんが、ミツバチはおとなしく無害なので今のところ様子を見ています。
休憩所のなかにハチミツが垂れてきたりするようなら考えないといけませんね。


天敵はやはりスズメバチのようです。
この日はキイロスズメバチに襲われている様子でした。


1匹ずつ攫われていくミツバチを見ていると切ない気持ちになってきます。
どうやらセイヨウミツバチのようなので野生では越冬できずに死んでいく運命だということですが、精いっぱい夏を生きてほしい、できれば実りの多い一生を送ってほしい……定期的に観察しているので情がわいてきてしまっています。

おとなしいミツバチとはいえ刺激してしまってはいけないのでカラーコーンと張り紙で注意を促しています。
近づいたり刺激するような行動はしないでくださいね。

2023.07.06

小さな水辺②


池の樹上にとまっているイカルを撮影しようと四苦八苦していると、広場でなにかぽーんぽーんと跳ねるものが!
できるだけそっと追ってみるとウサギでした。


少しずつ距離をつめても、逃げる様子がありません。こちらに気づいていないのか、もしかしたらまだ人間をよく知らないのか…。


のそのそとベンチの下に入ったまま動かないので不思議に思いましたが、どうやら本人(本ウサギ)は隠れているつもりのよう。
ひとりだちしたばかりなのかもしれません。あどけなさを感じさせるウサギでした。



この小さな池から八ツ橋へ向かう路は今ナツツバキの花がとても綺麗です。
咲いた花の寿命はたった一日というはかなさですが、そのぶんたくさんの花を次々と咲かせます。ぜひ足を止めてこの清楚な花を楽しんでくださいね。

2023.07.01

小さな水辺①


第2炊事棟のそばにある池がなかなか面白い観察スポットです。
小さな池なのですがじっと待っていると次々といろいろな生き物があらわれます。





水面にせり出した枝にぶら下がる泡のようなものはモリアオガエルの卵塊。
半分水に漬かっているものもあります。じっと見つめるカエルの姿がありますが別に親というわけではなさそうです。


ガサガサと動く茂みをのぞくとシマヘビがお食事中。
捕まってしまったのはダルマガエルかな。
じろじろと食事を見られるのは嫌だったようで、カエルをくわえたままそそくさと逃げていきました。




水中にはおたまじゃくしがいっぱい。
大きいもの小さいもの、色の濃いもの薄いもの、いろいろなおたまじゃくしが泳ぐすぐ下をザリガニが通り過ぎていきます。

なにかが動いた気がして土の上をじっと見ると、小指の先ほどの大きさの小さなカエル。
アカガエルのこどもかな、と思いましたが小さすぎてよくわかりませんでした。

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