大阪府民の森 FORREST OF OSAKA

園地スタッフブログ くろんどの森

2023.11.02

くろんどの紅葉


じんわりと紅葉が始まっています。
管理道沿いのモミジが徐々に紅くなってきました。


休憩所そばのラクウショウの樹も少しずつ黄金色に。
美しい季節がやってきましたね。

2023.10.08

イノシシ被害

去年の花


今年の様子


毎年案内所付近に咲いていたホトトギスの花、イノシシにやられてしまいました…。
今年も綺麗な花を見せてくれることを楽しみにしていたのですがなんとも残念でならない。

今年はどんぐりが大凶作だと聞きます。
栗の木も明らかに実りが良くないです。
どんぐりが少ないからか、例年よりもイノシシの行動範囲が広がっており、去年までは荒らされずにすんでいた場所も被害にあっています。

イノシシに掘り起こされて枯れてしまうことも自然のうちなのかもしれませんが、なんとかうまく共生できないかなということが課題のひとつです。

2023.09.16

カワラケツメイ


カワラケツメイの花が咲いています。
イノシシに荒らされてしまったこともあったので心配でしたが今年も無事花を見せてくれてほっとしました。

特別美しいわけでもない、よくあるマメ科の花なのですが環境の変化により全国で減少傾向にあります。
大阪府では準絶滅危惧種に指定されている希少な植物です。



カエデドコロ


ガガイモ


ゲンノショウコ


ヤマボウシの実

2023.08.30

台風被害


貯水ダムのそばに生えている大きなミモザの樹。
とても立派な樹で春には綺麗な花を楽しませてくれていたのですが先日の台風で大きく枝が裂けてしまいました。根本の土もゆるんでしまったようでアンテナにもたれかかることでなんとかこらえている状況です。
スタッフも大好きな樹なので残すことができないか試行錯誤してみたのですが、どうやら根本から切るしかなさそうで非常に残念でなりません。


こちらは裂けてしまった枝。
地面に近い大きな枝で、今年もたくさんの花を間近で見せてくれました。


まわりの樹やつるも少し整理して後日ミモザの伐採をします。
来年もまた花を楽しめると思っていましたが自然のなかに『見れて当たり前』なんて無いのかもしれませんね。

2023.07.28

ウバユリの開花


くろんど園地の今の見どころはなんといってもウバユリです。
1mほどに伸びた茎の先にまばらにつける大きな筒状の緑白色の花はなんともミステリアスな魅力。


今年は去年に比べてずいぶん花が多いように思います。
この調子でどんどん株を増やしてもっと大きな群生地になってほしいと願っています。

まだ蕾もたくさんついているのでしばらくは花を楽しんでいただけると思います。
駐車場から八ツ橋へ向かう管理道沿いにかたまって咲いています。
この存在感、幻想的な美しさ、ぜひ足を止めてじっくり見とれていただきたいです。

2023.06.28

オカトラノオと蝶たち


オカトラノオの群生。
同じ方向を向いた花序がまるで白波のようでとても綺麗で、見つけたときは思わず「おぉっ!」と声が出てしまいました。




もちろん蝶にとっても魅力的な花畑らしく、ヒョウモンチョウやアゲハチョウが集まっていました。
とくにヒョウモンチョウはこの花畑を独り占めしたいようで、やってくる他の蝶を追い払おうと奮闘していました。

2023.06.24

季節の実

ラクウショウ

硬くてごつごつした実。
乾燥するとすぐにバラバラになるうえ、ベタベタした油を多く含んでいるのでリースやクラフトには使えなそうです。


ニガイチゴ

種に苦みはあるものの果肉自体は甘くて美味しい野イチゴの一種。
深緑の葉の間に真っ赤な実がつき見た目にもとても綺麗なのですが、トゲだらけの藪を形成するのが厄介です。


ウスノキ

春に控えめな花を咲かせていた枝はウスノキでした。
きっちり五角形の不思議な実は小さなチューリップのようでとても可愛らしいです。


ヒメコウゾ

いかにも美味しそうな見た目。昔、誘惑にかられて食べてみたことがありますが、ぬるりとした触感といつまでも口の中で引っかかるちくちくした毛がなんとも不快で以来見て楽しむだけにしています。

2023.06.22

オカトラノオ


今年もオカトラノオが可愛い花を咲かせ始めました。
今はまだ少しだけですが夏には涼し気な白い花をたくさん見せてくれるでしょう。

写真はくろんど池ハイキングコースで撮影しましたが、くろんど園地では毎年園内のあちこちでオカトラノオを見ることができます。
特徴的な姿なのですぐに見つけられるはずです。
ハイキングの楽しみにオカトラノオ探しをくわえてみてください。

2023.06.19

ヤマトミクリの花


すいれん池に珍しい植物がひっそり花を咲かせているのをご存じでしょうか。
『ヤマトミクリ』という湿原の植物です。

雌雄同株で、上部のふわふわしたものが雄花、その下のちくちくしたものが雌花です。
この花がまるで栗の実のように見えることが『実栗(ミクリ)』という名の由来だそうです。

湿原の減少により日本全国で数を減らしており、大阪府でも絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
こうしてくろんど園地で頑張ってくれているのを見ると嬉しい気持ちになりますね。

2023.04.08

剪定ミモザでリース作り


電線に触れてしまっているため剪定作業を進めているミモザの樹。
こんなにきれいな花をただ捨ててしまうのは忍びなくリースにして飾ってみました。
手先の器用なスタッフが作ってくれましたが、ぽろぽろと花が落ちるので室内では作業できずなかなか大変だったようです。


近づくと、ほんのりと香ります。
甘すぎないふんわりとした優しい香り、目でも鼻でも春を感じられる素敵なリースになりました。
案内所にお立ち寄りの際はぜひ間近で見て下さい。
写真より実物のほうがずっと綺麗なんですよ。

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