大阪府民の森 FORREST OF OSAKA

園地スタッフブログ むろいけの森

2023.04.12

稚児百合、カタクリ、アケビ、セイヨウキランソウ

■稚児百合
雨の中チゴユリが咲き始めていました
花は直径1~2センチほど
下向きや横向きに咲きます。
6枚ある花弁は開ききらず半開きになるものが多いようです



■ミツガシワ
ミツガシワは約200万年前の氷河期から
北極周辺の北半球に広く生息していた
生き残り植物の一つと言われており
「氷河期の遺存植物」と呼ばれています

通常は北海道・東北の寒冷地の湿原などでよく見られますが
関東地方以西の温暖な地域で見られる群落は少なく
分布地域も点在しているようです。
生育が難しく絶滅危惧種に指定して保護に努める県が多いです

むろいけで咲いているのもわずかに数本
大切に見守りたいと思います



■カタクリ
カタクリは活動期間がとても短く
芽が出てきたと思ったらすぐに花を咲かせ
あっという間に休眠期に入ってしまいます。

むろいけで見られるカタクリは
鮮やかなピンク色、葉に斑紋が入っています。

種が根付き、花が咲くまで7年前後かかります
日本では自生地が減っており貴重な花の1つとなっています



■アケビ
アケビの花が咲き始めました
雌雄同株異花という分類となります。
アケビの木自体は雌雄同株ですが、
花だけで見たら雌雄異花ということです

この写真は雄花です。
中心に玉ねぎみたいな
丸く付いているものが雄しべ
雄しべの外側についている
花びらに見えるものは、がく片です。

雌花と雄花に分かれているとは知らず
雌花の写真を撮りそびれてしまいましたので
また機会を見つけて観察したいと思います。



■セイヨウキランソウ
キランソウ の外来種です
キランソウは茎が伸びず地面に這うように花を咲かせますが
こちらは20~30cm程に背が伸び
群生して見られることが多いです


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