大阪府民の森 FORREST OF OSAKA

園地スタッフブログ くろんどの森

2022.09.29

みはらしの路 展望スポット

みはらしの路、展望スポットから見た景色です。
左が奈良、右が大阪です。
※画像をクリックで拡大します

秋らしい空になってきました。
風が気持ちよく、ここで景色を眺めながらお昼ご飯を食べるのも良いかもしれないですね。


森のなかではいろんな実が色づきはじめました。






小さい秋探しの散策、ぜひ楽しんでみてください。


2022.09.18

アウトドアプログラム”knots” ソロ飯作り


9/17は大阪府民の森 アウトドアプログラム「knots(ノッツ)」の第1回イベントでした。
アウトドアやキャンプを体験したい、健康的に体を動かしたいなど、アウトドア初心者の方でも安心してご参加いただけるサークルです。
「どんなことをするのかな?」「どんなところでやってるのかな?」と気になる方はこの記事を参考にしていただければ幸いです。


記念すべき第1回はソロ飯作り!
皆さん作りたいものを持ち寄って、時には協力したり他の参加者さんのものを参考にしたりしながらランチを作ります。野外での持ち寄りパーティといったところでしょうか。主催者側も張り切って、たくさんの食材を用意しました。
もちろんカップ麺やレトルトカレーなどでもOK!みんなで気軽に野外ご飯を楽しみましょう、という趣旨でした。

まずは自己紹介も含めて交流。お天気が微妙な日だったので少人数でしたが、少人数だからこその和気あいあいとした雰囲気でスタートしました。

場所はくろんど園地の炊事棟。
森のなかの大きな炊事棟を使って調理開始です。





ハムとチーズのホットサンドや、鯖缶を使った鯖ご飯など。
にゅう麺を作るよ!という参加者さんもいらして、簡単で調理時間も短く材料も軽い、洗い物も少ない、なるほどな~と感心しきりでした。


なかでも個人的にとびきり美味しそうに見えたのはメスティンで炊いた白ご飯です!

見て下さい、この艶やかなご飯!炊き立てを試食させていただきましたが、いつも食べているご飯よりずっと甘く美味しく感じました。



食後のティータイム。
皆さん団結力が高く、片付けにはほとんど時間がかからなかったように思います。
和やかな談笑タイムや自然体験を経ての解散となりました。



次回の開催日・内容はまだ未定ですが決まり次第大阪府民の森HPやSNS、このブログでお知らせいたします。
アウトドアに興味はあるけどきっかけがなくて…、いつもはソロで楽しんでいるけれど誰かと交流してみるのも悪くないかな、もっと趣味の幅を広げたいななど考えておられる皆さまへ新しいきっかけになればと思います。

次回開催の際はぜひ皆様のご参加をお待ちしております。



2022.09.15

リスのエビフライ

美味しそうなエビフライ…ちょっと揚げすぎかもしれませんね。
実はこれ、リスが作ったエビフライなんです。


リスはまつぼっくりが好物で、周りの柔らかい種子を食べて硬い芯の部分を残します。
その残された芯がエビフライそっくりなので『リスのエビフライ』『森のエビフライ』などと呼ばれています。
可愛いのでクラフトの材料に使われたりもするようですね。

散策中、地面にたくさんエビフライが落ちていたら…樹上からぽとっとエビフライが落ちてきたら…近くにリスがいるかもしれません。ぜひ探してみてください。

2022.09.09

第二キャンプ場~八ツ橋周辺で見られる植物

ふと気づくと、第二炊事棟からトイレへ向かう辺りの湿原が花畑になっていました。
イバラに閉ざされていて人はなかなか立ち入れないのですが、イノシシは出入りしているようで足跡が無数についていました。


たくさん咲いている白い花はヒヨドリバナ。ここだけでなく園内のあちこちで花をつけています。
もうすぐ飛来するアサギマダラが好む花なのできっと喜んでくれるでしょう。


湿原奥の方に群生する紫色はサワギキョウ。
美しい花ですが推理小説で使われるほどの強い毒があります。


キセルアザミの花も咲いています。



八ツ橋周辺では可愛らしいツリガネニンジンの花も見ることができます。


すぐ近くにはツルリンドウの姿も。
秋につける艶やかな赤い実も美しいので楽しみです。



過ごしやすい気候…というにはまだまだですが、植物たちは秋の気配を漂わせ始めています。
お天気が変わりやすい日が続いているので雨具をひとつリュックに入れて、くろんど園地散策にお越しください。

2022.09.07

栗の樹に起きた悲しい出来事

すくすくと育ち、もうすぐイガが開くかなぁと思っていた栗の樹。


悲惨な姿になってしまいました…。
立派な実をたくさんつけていた樹だったのに、とても悲しい…!



周りにたくさん残されていた空っぽのイガや足跡から、イノシシの仕業のようです。
イノシシは雑食性でカエル・ミミズ・サワガニ・イモリなどの小さな生き物、芋・栗・タケノコなどの植物などなんでも食べてしまいます。樹上の栗を食べたくて、体当たりでもして樹ごと折ってしまったようです。
またこの栗の樹は品種改良された品種のようなので、山に自生している柴栗などよりも美味しいのでしょうね。

くろんど園地でも、モリアオガエルの産卵場所である池を荒らしたり、ハイキングコースを掘り起こしたりとやりたい放題です。
とは言えここはもともとイノシシの住処で、イノシシの方も人間に困っているのかもしれませんね。

これから秋になり、栗の他にも柿や、


むかごなど、人にとってもイノシシにとっても美味しいものが森に溢れる季節です。


あまり森を荒らさずに、上手に食べてくれると良いのだけどなぁ…と心配しつつ、「人間が見回りしているよ!」の合図に栗の樹周辺を草刈りしておきました。

2022.08.25

秋の準備

まだまだ暑い日が続きますが、くろんどの森を観察していると植物たちは秋の準備を始めているようです。


小さなリンゴのような椿の実。
9月になると完熟して口が開き、立派な種が顔をのぞかせます。


ガマの穂はもうすぐ綿毛の時期を迎えます。
昔はこの綿毛を布団の中身として活用していたそうです。着火剤としても使われていたそうで、これは現代でももしすると機会があるかもしれない活用法ですね。


湿地の奥に見える葉はオモダカ……もしかしたらおせち料理でお馴染みのクワイかしらと期待しています。
国定公園なので植物の採取は禁止なのですが、採れなくても食べ物であれば嬉しい、という気持ちは人間の本能なんでしょうか。
近いうちに長靴をはいて近づいてみたいと思います。


赤い実をたわわにつけているのはゴンズイ。
秋になると開いた口から種がのぞき、赤い実と黒い種のコントラストが目を引きます。


フリルのような美しいキノコ。
図鑑を見てシロホウライタケかな?と思っていますが自信はありません。キノコは本当に難しい!


樹からぶら下がる二股の不思議な物体。テイカカズラの実です。
熟すと鞘が割れ、立派な綿毛のついた種が飛び出します。


夏の終わりのくろんど園地、ぜひ遊びにいらしてください。

2022.07.29

ウバユリの開花

ウバユリが開花しました。

花が咲くころには葉が落ちてなくなっている(歯がない)ことにひっかけて、老女に例えた姥百合という名前がついているそうですが海外では葉のかたちからハートリーフリリーという可愛らしい名で親しまれています。

6~8年かけて一生に一度だけ花を咲かせた後は鱗茎ごとすべて枯れてしまう珍しい性質の百合です。
今まさにその一生に一度だけの花がたくさん咲いています。

駐車場ちかくの管理道脇に咲いていますのでぜひご覧ください。

※来園された皆様の目を楽しませてくれる花です。どうか折ったり切ったり掘り返したりはしないでください。持ち帰っても根付きません。手を触れないようにお願いいたします。

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