大阪府民の森 FORREST OF OSAKA

園地スタッフブログ くろんどの森

2022.08.25

秋の準備

まだまだ暑い日が続きますが、くろんどの森を観察していると植物たちは秋の準備を始めているようです。


小さなリンゴのような椿の実。
9月になると完熟して口が開き、立派な種が顔をのぞかせます。


ガマの穂はもうすぐ綿毛の時期を迎えます。
昔はこの綿毛を布団の中身として活用していたそうです。着火剤としても使われていたそうで、これは現代でももしすると機会があるかもしれない活用法ですね。


湿地の奥に見える葉はオモダカ……もしかしたらおせち料理でお馴染みのクワイかしらと期待しています。
国定公園なので植物の採取は禁止なのですが、採れなくても食べ物であれば嬉しい、という気持ちは人間の本能なんでしょうか。
近いうちに長靴をはいて近づいてみたいと思います。


赤い実をたわわにつけているのはゴンズイ。
秋になると開いた口から種がのぞき、赤い実と黒い種のコントラストが目を引きます。


フリルのような美しいキノコ。
図鑑を見てシロホウライタケかな?と思っていますが自信はありません。キノコは本当に難しい!


樹からぶら下がる二股の不思議な物体。テイカカズラの実です。
熟すと鞘が割れ、立派な綿毛のついた種が飛び出します。


夏の終わりのくろんど園地、ぜひ遊びにいらしてください。
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