毎日猛暑が続いていますが、くろんど園地の標高は　280-310ｍ有り　森林の遮光効果もあり　下界よりは３-５度気温が低く比較的過ごしやすい場所です。しかし炎天下ハイキング・トレールランされる方は　熱中症にご注意ください。もし熱中症かなと感じたら遠慮なく　管理棟職員に声をかけてください！　保冷剤や　冷えた水分補充飲料・ＡＥＤを完備しています。万が一の場合い救急車の手配もお申し付けください。

この猛暑で　くろんど園地の森も　熱中症になったのか　秋でもないのに黄葉したコナラがたくさん見られます。
これは　各地で問題になっている　ナラ枯れという現象です。ナラ枯れは　カシノナガキクイムシという長い名前の5ｍｍぐらいの小さな虫が多数　木の根元の中に入り込み繁殖します。その時　一緒にナラタケ菌を感染させた結果　コナラの水を吸い上げる導管を詰まらせることで、枝葉に水分が届かず　暑い日差しと高温で一気に枯れてしまいます。
近畿地区では　滋賀県　京都府　大阪高槻　島本町から南下して　枚方　穂谷　くろんど　ほしだ園地と蔓延しています。園地の主な樹木はコナラですが　全部が枯れるのではなく、１０００本に１-２本の発生率で　樹勢の弱い木が枯れるので　自然淘汰とも言えます。枯れて目立つので多いようには見えますが、虫が取付くのは　開けた場所にある木が入りやすいので、園路や管理道や広場にある木が被害に遭い目立っているのです。　先に発生した被害地区を見ると約３年で収束しているようで、くろんど園地も三年目のピークを迎えているのかもしれません。