大阪府民の森 FORREST OF OSAKA

園地スタッフブログ むろいけの森

2023.08.28

ツルリンドウ・クズ・ツユクサ・ミズヒキ

ツルリンドウが咲き始めました
涼しげな薄紫の花を咲かせます
ツタ植物なので、他の植物に巻き付いている事が多いです
花期を過ぎ秋が深まる頃には赤い実をつけます




秋の七草の一つ、クズも咲いています
漢方薬や和菓子の原料でもあり、身近な存在ですね
クズの花は大きな葉に隠れてしまっていることも多いのですが
見つけたらぜひ香りを確認してみてくださいね
甘い香りが楽しめますよ♪



ツユクサやミズヒキは園内至る所で見る事ができます
どちらも比較的長い間咲いてくれますよ♪



2023.08.27

花の見頃看板

工作館の入り口に花の見頃看板を作りました

今まで文字のみでご案内しておりましたが
内心少し不親切だよな。と感じていたので、ようやく新設できうれしいです。

実際には掲載数以上の花が咲いていますが
見やすさや小まめな管理が必要な事を踏まえ、抜粋して8種類の掲載とさせていただきました



今朝、トイレ掃除に向かう際に看板の前を通ると
早速撮影して下さっている方に出会いました♪
いつも通われている常連さんからも
「花の名前を調べようにも電波の関係ですぐに調べられないから助かる」
「長時間歩きまわる事が難しくなったので、ある程度の場所がわかると絞って見て回る事ができる」
「毎日同じような日常を過ごしているから、この看板がこれから更新されると思うと嬉しい」

など、有難いお言葉を頂戴する事ができました。

これからも来園者の方が楽しんで散策していただける
お手伝いができれば嬉しいなと思います


2023.08.24

アケボノシュスラン

アケボノシュスラン
去年はほとんど咲く事はありませんでしたが
今年は蕾らしきものを確認できています!(写真は8/19-21のものです)



以前乱獲され、むろいけ園地内でのは絶滅が危惧され
現在は柵をして成長を見守っております。

里山に咲く山野花は持ち帰ってもうまく育ちません。
その場所や環境を気に入っている為です

このアケボノシュスランも移植後語、開花までに多くの年月を経ています
これからも大切に成長を見守っていただけると幸いです




咲き始めましたら、改めて掲載いたしますね(^^)
無事咲いてくれますように ♪

2023.08.21

栃の実


栃の実が落ちていました
暑い日が続いていますが、季節は秋に移ろいでいる事が実感できますね
厚い3枚の皮の中に栗に似た実が入っています
この皮は堅そうに見えますが、力を加えると
簡単に実を取り出すことができます
出てきた実はツヤツヤです(^^)
(1日経つと乾燥してツヤが無くなります)




この実は、厳密にいうと種子のようです
確かに春に落ちたままの種子は芽吹いていました
休憩所に飾っていますので、ぜひお立ち寄りください♪

2023.08.12

ヤブラン、アケボノシュスラン、エゴの木の実

お盆休みにり入りましたね!
帰省されている方も多いのか
駐車場には他府県ナンバーが多く見られます

数年前には帰省・移動を自粛生活していた事を思い出すと
会いたい人に会えること
行きたい場所へ気兼ねなく出掛けられる事は幸せだなぁと感じます

■ヤブラン が咲いていました
日陰・日向、湿潤・乾燥に強いため
山以外も庭園や庭先でもみかける事が多い花です。

むろいけでは比較的半日陰で見かける事が多いと感じます
花が終わり、晩秋の頃には黒紫の艶やか実がなります



■アケボノシュスラン

そろそろ開花のシーズンが近づいてきましたので、
周辺の雑草抜きをしながら現在の様子を撮影観察しました



去年は残念ながら開花したのはわずかに数輪だったようです。
今年は咲いてくれたらいいなぁと期待しています。

次の写真は■エゴの木の実です



園内ほとんどの実、まだ黄緑色をしており鈴なりに付いていますが
一部果皮が裂けてなくなった濃褐色の種子が見えています
実の皮には、エゴサポニンという毒成分があるようですが
中の種子は、むろいけで多く見られるヒヨドリ、ヤマガラが好みます

野鳥を撮影されたい方は
お目当ての鳥が何を好んで食べるのかをもチェックして
山歩きをしてみてくださいね

2023.08.10

クサギ・オニドコロ

毎日暑い日が続きますが、立秋が過ぎ
夕方になればヒグラシが鳴き始めています
まだ秋の気配を感じる事は多くありませんが
植物の見頃が移り変わるのを見ると季節の移ろいを感じる事ができます


クサギの花が咲いていました
赤紫色のガクと、花冠のと白が夏らしくとても可愛いです

秋には赤い萼の上に直径6 - 7 mmの丸い実が藍色に熟し
コントラストが美しいため、印象が強いのは実の姿かもしれませんね
実の季節も楽しみです。

漢字では「臭木」と書きます
枝を傷つけたり、葉をちぎると悪臭があるためです



オニドコロ
見た目通り、ツル性で山芋や自然薯と同じ仲間になります。
雄花と雌花がそれぞれ別の花茎に咲きます。
花の色は黄緑色で、雄花は葉の横から飛び出すように直立して伸びますが
雌花は下に垂れ下がるように伸びます


オニドコロは毒性です
食用とされている山芋と見た目がよく似ていますが

ムカゴがあるかどうか(期間限定の確かめ方になります)
ツルの巻き方が右巻き(時計回り)で、山芋とは逆になります。

確実に見分けるにはツルの巻いている方向に注目すると良いですね


2023.08.05

【イベントレポート】ハンぺルマンピエロ作り

本日は8/5(土)は木工ワークショップの開催日でした
ご参加いただいたお子様の様子をお届けします♪
(撮影許可・掲載許可いただきました)



色塗りからスタートです
工作がお好きなようでお2人共、手先がとても器用でした!





紐をかける工程は細かな作業ですが
とても集中して取り組んでいらっしゃいましたよ(^^)



紐を結んだら・・・いよいよ完成です!!!





完成したときの嬉しそうなお顔に癒されました(^^)
夏休みの思い出になったかなぁ
ご参加下さり、ありがとうございました!

明日8/6(日)も開催いたします!
ぜひむろいけ園地にお越しくださいませ♪


2023.08.05

カキツバタの育成



5月~6月にかけて青紫色の花を咲かせるカキツバタ
去年採取した種を蒔き、育てていたものが苗まで育ちました
種が落ちるタイミングに合わせて定植させることに!



株分けすると約20株程植えることが出来ました



無事に育ってくれますように!!



こちらは今年採取した新しい種です
カキツバタは数が減ってきている為、増やしていきたいです


2023.08.03

湿生植物を守る為に

大阪府下の中でも多くの湿生植物が見られる湿生花園

今後もより魅力的な場所として維持していく為に
専門家の方に生育状態を確認していただき
課題の整理と管理マニュアルを作成していただました。

湿生植物の個体数を増やすことも大切ですが
抑制したり、極力除去した方が良い種もありました。

ハンノキは増加傾向にあり放置するとハンノキ林に進行する可能性が高く
回りの水を吸っているとご指摘があり該当の木を伐木致しました。





来園者の方よりなぜ木を切ったのか?と
ご質問いただく事もありました。
湿生植物をより良い状態に保つには周囲からの水の供給があり
十分な陽当たりが確保されることが必要だそうです。



また日当たりを確保することで、湿生植物の発芽や成長を促進させたり
周囲の土砂が木の元に溜まり蓄積することも防げるようです。

また外来種の管理については
種子ができる前に刈り取るなどの作業が必要です
長期的で地道な作業になりますが
今後の湿生花園がより良い状態を保てるよう
作成していただいたマニュアルを元に管理に努めたいと思います

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