2022.11.19
くろんど園地内の花や実(11月上旬から現在)のご紹介
ハグマ属の中でも小さく、森の木陰にひっそりと咲く可憐な花。
よく見ると深く5裂した3個の筒状の小花が集まって1輪の頭花を形成しています。
風車の向きは必ず右まわりです。
全長3cm花の部分は1cmほどの小さな草なので足元をよく気にして歩かなければ、この純白の風車に出会うことはできません。
あまり日の当たらない、苔が生えるような場所を好むようです。
キラキラしたルビーのような赤い実をつけ、冬の森に色を添えてくれる植物です。
日向~半日陰の栄養豊富な土壌を好み、地を這ってつるを伸ばし秋に白い花を咲かせます。
木苺のほとんどは夏に実が熟しますが、この種は冬に熟すことが名前の由来です。
イヌブドウ、カラスブドウなどとも呼ばれるつる性の低木です。
秋になると青・水色・ピンク・紫などカラフルな実をつけますが、本来のノブドウの実は白色で美しい色合いの実はすべて虫の寄生による変色です。
毒があるわけではありませんが、味は非常にまずく食べることはできないようです。