2024.08.15
タマムシ達と夏


ケヤキの樹を見上げると樹上をたくさんのタマムシが飛び回っていました。
おそらく繁殖のために集まっているのだと思います。
タマムシは美しい虹色の光沢を持つ甲虫で、夏の森を彩る存在です。特別に珍しい虫ではありませんが、普段あまり森に足を運ばない方には、あまり馴染みがないかもしれません。
このタマムシの翅の色から、「玉虫色」という言葉が生まれました。虹色に輝くその色彩は、光の当たり方によって異なる色合いを見せるため、「玉虫色」という言葉は、多様な見方や解釈ができるものを表す際にも使われます。
もし運よく手に取ることができたなら、ぜひお腹側も観察してみてください。翅だけでなくお腹側まで隙間なく美しい光沢に覆われているんですよ。
くろんど園地は国定公園で植物や昆虫の採取は禁止なので、観察が終わったらまた自然に帰してあげてくださいね。