2025.02.20
【イベントレポート 後編 】オオムラサキの幼虫・ニホンアカガエルの産卵
前編 野鳥編はこちらから→★
今回は冬の「野鳥」観察会でしたが
せっかく森の中を散策するので
越冬する昆虫(幼虫)探しも行いました
散策中に見つかったのは
ゴマダラチョウの幼虫です

ゴマダラチョウ
ゴマダラチョウは幼虫で越冬します
晩秋までエノキの葉上で過ごします
落葉前は、葉と同じ緑色の保護色ですが
葉が黄変するに従い変色し
最後はエノキの落ち葉と同じ褐色に変わります
夏の昆虫観察会で人気だった
ニホンアカガエル
ちょうど産卵の時期がなります
前日、産卵の確認は出来ていなかったのですが
前夜に雨が降ってくれた幸運も重なり、観察会でご覧いただく事が叶いました
(当日朝の下見で発見できました♪)
日当たりの良い水の流れが少ない止水域で、雨の降る夜に産卵します
観察会が終わった後、興味ある方はと
オオムラサキの幼虫探しへお誘いしたのですが、
お子様たちはゴマダラチョウだけで十分だった様子(^^)
先生方とスタッフで幼虫探しへと出かけました
見つかるのはゴマダラチョウばかりでしたが
先生がオオムラサキの幼虫を1匹発見して下さいました!!

オオムラサキ
幼虫には対になる突起がついており
これにより種類の見分けが可能です
先にご紹介したゴマダラチョウは3対
オオムラサキは突起が4対です
またゴマダラチョウの方がぽってりしています
大人が夢中になって
落ち葉を裏返している姿を見て
興味をもって下さったご家族様とも一緒に探しました♪
今は休眠状態ですが春の訪れと共に目覚めます
知ることで苦手だと思っていた分野も
興味を持つ楽しさを私自身も感じています
これからもまだ知らない世界を
皆様と一緒に学んでいきたいなと思います