大阪府民の森 FORREST OF OSAKA

園地スタッフブログ ほしだの森

2024.07.17

外来種とわたしたち



去年、星のブランコのたもとにオオキンケイギクがたくさん花を咲かせました。
一見すると魅力的な花なのですが、地元の植物にとっては侵略的で、バランスを崩す要因となります。適切な対策を取らなければ、数年後には付近一帯がその外来種に覆われてしまうかもしれません。
オオキンケイギクを根こそぎ抜いた後の斜面は、少し寂しく感じられました。

ということがあったその場所にふと気づくとナス科の白い花が群生していました。
調べてみるとワルナスビという外来種の毒草です。
外来種問題に直面すると、複雑な気持ちになります。確かに外来種は地元の生態系に悪影響を及ぼしますが、それでも何か生きているものを始末することは、何とも言えない気持ちにさせられます。

園地内の小さな池を侵略し続けているウシガエルを見つめながら、この葛藤も仕事のうちだなぁと考えた朝でした。

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